http://www.vinotecaligier.com/abbazia-lambrusco-rosso-750-cc-4769
先日、知人から「変わったイタリアワインを見つけた」と言われてプレゼントされたのがこのワイン。モスカートなのにロゼ、しかもDOCGでもないよくわかんない品。ネットで調べると、どうやら生産地はピエモンテ州のようだけど、それ以上のことはあまり分からない。
とりあえずグラスに注いでみると、思った以上に濃いロゼ色。少しオレンジ色の入った、しっかりした色をしている。匂いをかぐと、まさにモスカートらしい、生姜っぽさを少し帯びた、華やかな匂いが浮かび上がってくる。
口に入れた瞬間、モスカート炸裂!おお、アスティじゃないけどアスティっぽい、モスカートダスティじゃないけどそれっぽい甘くて爽やかな味。ところがここからがロゼの面目躍如というか、金属感を帯びた硬さと夏蜜柑の皮みたいな酸味&風味が押し寄せてきて、前半はモスカート、後半はロゼスパークリングワインっぽい。しかもどちらの風味濃厚。確かにロゼで、確かにモスカートだ!邪道をきわめたワインかもしれないけれど、きちんと両者の特徴を併せ持っていて好感がもてた。