北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1271】Villa Doro Montepulciano d'Abruzzo 2013

 
https://vinica.me/Villa-Doro-Montepulciano-d'Abruzzo-w21271

 
 こいつは格安の値段で手に入ったモンテプルチャーノ・ダブルッツォ。モンテ(略)は安物でもある程度はおいしい(が単調)なので、疲れた日のお供として。
 
 まず色合い。意外と焦げ茶色っぽい色彩を帯びた赤ワイン色で、グラスの底が見通せる程度には透明度がある。香りは、イタリア赤ワインにありがちな軟膏っぽさに加えて、なんとなく土壁っぽさを伴った果実味の香り。この土壁臭さが意外といけている。
 
 口に含んでみると、清々しいほどに葡萄ジュースっぽい。葡萄ジュースがそのまま葡萄酒になったかのようだ!タンニンはあるけれども控えめで、これまた葡萄ジュースじみている。ただ、土壁臭さがここでは仇になっていて(ここが土臭い系の高級ワインとの違いか)、なんか葡萄ジュースのエグい臭いを連想させるところがある。
 
 ※二日目。なんか普通のモンテプルチャーノ・ダブルッツォぽい雰囲気になってきた。ちょっと水性インクっぽさを帯びた、新鮮さ優先でちょっとあっさりした味わい。エグさがなくなったので二日目のほうが楽しめた。