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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0019】Bernkasteler Doctor Thanish Auslese 1998 (ハーフボトル)

 
ベルンカステル Dr.ターニッシュ アウスレーゼ ハーフボトル
 
 
 以前、1997年モノが無茶苦茶おいしかったドイツワインのハーフボトルバージョン。ネットで1900円ほど。頑丈なコルクを抜き、ワイングラスに注ぐと、コルクの匂いと、蜂蜜よりももっと甘そうな柑橘系の匂いが漂う。以前に買ったやつが、コルクが腐りかけていたのに猛烈な甘い匂いが漂ってきたのに比べると、それでもまだ控えめな第一印象。
 
 10年以上経ったアウスレーゼという割には甘ったるくなく、むしろ酸味が前に出てくるような味わい。ワイングラスに口をつける際に、刺すような甘みがピリッと走って、その後に滑らかな酸味が追いかけてくる。暫くは酸味が口のなかに残って離れない。ただしボトルを半分ぐらい空けた時点で、期待していた氷砂糖のような甘さがじわーっと前に出てきた。これでなければ!
 
 とはいえ、一年ほど前に呑んだ同種の1997年に比べると、複雑な味わいや圧倒してくるような甘みには欠けている。1997年がヴィンテージ最高クラスで、1998年がヴィンテージ的には「まあまあ良い」ぐらいだったことを思えば、同じ造り手ではあっても味が変わってくるのは致し方無いところかもしれない。コルクの匂いが妙に残っているのも気になる。大当たりの年のシュペトレーゼに比べても若干“酸っぱい”。値段を考えればしようがないのかもしれないが、一年違うだけでここまで味が違うとは…。ヴィンテージの大切さを改めて痛感する一本となった。
 
 いや、もちろん美味しいは美味しいんだけど、フルーティさと軽快さが前面に経っちゃって(だが、それがいい、という人がいるのも知っているけど)、自分の好みではないというか…1997が偉大過ぎるんだろう、多分。