北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0695】あづみアップル 青木原 シャルドネ プルミエ 2010

 
青木原 シャルドネ プルミエ
 
 今日の夕食には鮭と野菜のキッシュがついていたので、それを肴にシャルドネをやってみることにした。今日のワインは長野県産のシャルドネ
 
 色をみてみると、ちょっと黄緑色がかった、白ワインとしてはやや濃いような色。これはまあ、普通のような気がする。
 
 問題は匂い。「雑巾のような」ではないんだけど、甘い匂いにくわわって「未熟なプリンスメロン」のような茎っぽい&あくっぽい予感のする匂いがしてあまり感心しない。できの悪い新世界白ワインにあるような。
 
 口をつけてみると、やはり「未熟なプリンスメロン」、あくぬきしてない感というか、木樽くさいというか、どちらにせよ快適とは言えない風味がぷんぷん漂ってくる。果実味はそれなりにあるし、酸も爽快さを伴っていて上品そうなんだけど、すべてをぶち壊すような「未熟なプリンスメロン」風味がうるさい。これは「痛んだ」ということなのか、それとも「木樽の使い方に問題がある」のか……。どちらにしても、これだけ短所が前面に出ていると褒めにくいなぁという体験になってしまった。