ガングランジェ アルザス・リースリング2012
今日の夕食は、混ぜご飯と花わさびのおひたし、鰺のたたき。これに寄り添わせるワインとしてアルザスのリースリングを選んでみた。春が近付いているから、アルザスワインをあわせるのは割と幸せなことではある。
開けてみると、なんとえらく黄金色……というか少し黄緑色を帯びた白ワイン色。正直、だめになっていそうにみえる。でも匂いをかいでみると、オイリーで少しフルーティー、花畑系の爽やかな揮発性を伴った匂いがして割とおいしそう。
口に入れてみると、入り口は柔らかいけれども、クワーッ!と爽やかな酸がこみ上げてきて、甘みもあるけれどレモンスカッシュのよう。ただしレモンに偏りすぎることなく、潤い豊かでうっとりとした豊満さも伴っている。15分後、植物系のエキスがこみ上げてきて、飲み応えが出てきた。ただ酸っぱいだけのワインじゃないぞ、こいつ。人を圧倒するようなワインではないけれど、飽き飽きさせるようなものでもない。軽い日本食が相手でも、出しゃばりすぎず引っ込みすぎず、いいポジションを保っていた。
※翌日もほとんどヘタらず。呑めるワインだった。