北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1932】Poggio le Volpi Salice Salentino Rosso Riserva 2016

サリーチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ [2016] ポッジョ・レ・ヴォルピ
 
 このワインは、イタリア南部では大手のメーカーであるポッジョ・レ・ヴォルピが作っているサリチェ・サレンティーノ。カラフルなラベルが記憶に残りやすいこのメーカーのワイン、いつの間にかラベルのデザインが変わっていたので久しぶりに買ってみることにした。
 
 グラスに注いでみると、やや暗いワインレッド、透明度は保たれているけれどもたくさん注げば不透明になりそうな塩梅。ちょっと茶色がかったカラースペクトルかもしれない。香りは、梅系線香+普通の線香みたいな、やけにお線香めいたやつが来る。ちょっとチョコレートもあるかもだけど、お線香がやっぱり強め。サリチェ・サレンティーノってこういうワインだったっけか。あと土だ、なんだか野良くさい土のにおいがしてきたぞ?これは前もあった気がする。
 
 口に含むと、プラムっぽい果実味が口のなかにぐわーっと広がってきた。トマトっぽくもあり、コーヒーっぽくもある。渋みも強い、いかにもなワイン。ちょっと土っぽいところもあるけれども、以前飲んだ時ほど野良くさくない。飲みなれてくると果実味のしっかりしたさまが前景に出てきてお手本みたいなハウスワインに。いいように思う。 
 
 ※二日目はもうちょっと普通の、果実味が強い南の赤ワインといった風情に。普通、です。