セッラ&モスカ モンテオーロ ヴェルメンティーノ ディ ガッルーラ スペリオーレ 2022
このワインは、セッラ・エ・モスカが作っているヴェルメンティーノ。でも、このワインには「DOCG」という偉そうなラベルがついている。うまいワインなのはそうだったけれども、そんな偉いワインだったっけ?
まず見た目。レモン色の薄いながら美しい色。香りは、スーッとするエッセンスを含んだ花の香りがとても気持ち良い。ちょっとメロンの香りが混入しているかもしれないけれども、旨そうな予感がする。
口に含むと、メロンの気配、それから甘い糖度がやってくる。これは南の地方の白ワインみたいだぞ? 酸っぱさ、特にサルディーニャ島のヴェルメンティーノにあって欲しいゴワッとした炭酸は健在。ただ、ちょっとゆるくないですかこれは。2023年に、もう少しクラスの下の同社のヴェルメンティーノを飲んだ時も似たような感想を持っている。……ということは、セッラ・エ・モスカのヴェルメンティーノは暑さに負けてきている? サルディーニャにはほかにもヴェルメンティーノを作っている作り手がいて、それらの動向と作風が気になるところだ。もし、飲むならこれはキンキンに冷やして飲むべきだろう。
※翌日。ちょっと酸味がゆるくてうすうすだなー。いまいちです。決して飲めないほどじゃないんだけど、ヴェルメンティーノの旨いやつっていうほどには至りませんでした。ここのワインはヴィンテージを厳選しないとだめなのかもしれない。