北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2792】Clau de Nell Cabernet Franc 2014

 
クロー ド ネル アンジュ ルージュ カベルネ フラン [2014]
 
このワインは、以前飲んだ2013年との飲み比べのために用意してあった、ロワール産のカベルネフラン。ロワールはヴィンテージによって雰囲気が変わるというけど、その一端が味わえたら嬉しいなと思います。
 
まず、ワインの色合い。やや若々しい澄んだワインレッドで、オレンジがかった熟成のトーンは見られない。コルクの裏もきれいな紫色で、状態は良さそう。
 
香りは、2013年よりもハーブやよもぎのニュアンスがぐっと前に出ていて、そのあとからクミンや胡椒のようなスパイスが追いかけてくる。果実感は控えめ、全体に爽やか&若々しいカベルネフランですねーと印象付けられた。
 
さて飲んでみましょう。一口目はちょっとタンニンが強く、ハーブ香にも圧倒される。きついんじゃないの? でも10秒ほど待つと一気にこなれてきて、なめらかな舌触りと涼しげな味わいに変わっていく。このワイン、テクスチャがかなり優れていて、2014とはかなり違う。前回あったジャムのような気配はなりをひそめ、南のワインには出せない清涼感がある。10年以上経っているにもかかわらず、このワインはかなり若々しく、それが魅力的でもある。たった1年の違いで、表情ががらっと違うワインですね。
 
※二日目。なんだか熟れた果実味がこもってきて、特別にうまくなりましたよ! 2013とは熟成の方向が異なるものの、間違いなく二日目のほうが立派で飲みごたえがあります。これを期待して60%以上とっておいて良かった! ヨモギやクミンから転じて、いくらか墨汁に寄ったような味、または、調子が良い時の(イタリアはトスカーナのボルゲリ地方の)パレオ・ロッソに寄ったような味になりました。