北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2805】Lestissac Bordeaux 2022

 
Lestissac [2022] AOC Bordeaux
 
このワインはボルドーの安物。でも、安物が欲しくなる時もあって、特に今は鼻の調子があまり良くないので強いワインを持ってくるのがためらわれる。なので、この安そうなワインと対峙してみることにした。
 
色合いチェック。くらーい、ごつーい色合い。透明度が低く、カラースペクトルは青側にもオレンジ側にも傾いていない感じだ。香りは、少しわざとらしいぐらい若々しい感じのプラム、それから杉の入浴剤みたいなやつだ。あまーい煮豆のような香りがその後から追いかけてくる。
 
口に運ぶと、なんとも穏やかな飲み心地、タンニンは控えめで全体としてのテクスチャは乳製品並みだ。安ボルドーにあって欲しいミルキーな飲み心地があり、このワインはあまり筋肉質でなくかといって痩せすぎず中庸の印象を受ける。しばらく飲むと、ほんのり後味に酸がききはじめ、ちゃんと酸味があるさまが伝わってくるのも好ましい。そうした酸を感じる時、香りのうちにある若々しいプラムっぽさが前に出てきて、それがまたうれしいのだ。これは、こういうのでいいんだよ。うまかったです。