ロベール・シュヴィヨン / ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・カイユ [2019]
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このワインは、我が家では赤ブルゴーニュの定番になっているドメーヌ・シュヴィヨンの一級畑カイユ。ただし、このボトルは色々あって1日だけあまり良くない状態で放置されていたことがあり、万全の保存状態とは言えない。
まず見た目。透明感のある、ピノ・ノワールらしい色であるけれども、黒っぽいというか、やや暗い色調。そんなに明るくない。香りは、ボトルを抜栓した時に香料とチョコレートのすごいにおいが来た。グラスに注ぐと、そこに雨の日の森のなかみたいな凄みのある香りが加わって、鬱蒼としたイメージを受ける。チョコレートが爆発だ。あと、まだ若そう。
口に運ぶと、長らく忘れていたブルピノの味、甘酸っぱくて、さっぱりとしたやつがきたー! やっぱりブルゴーニュの赤ワインも時々は飲まなければならないと、強く感じました。このワインは、赤系果実と黒系果実の中間ぐらいの果実味で、そこに結構な量のタンニンが付随している。ブルゴーニュの2017年は「軽い年」とか「薄い年」だったかと思うのだけど、こいつは全くそんな風でもなく、チョコレートの裏にはしっかりとしたタンニンとコクがあるのだけど、このチョコレートと甘酸っぱさとタンニンのしぶしぶさの連結具合はさすが。初手から相当にうまく、香りのトーンも次第に高くなっていき、胡椒のニュアンス、さらに塩みたいなニュアンスまで。こういうのを飲むと、もっと上の、もう飲める値段ではなくなってしまったブルゴーニュ赤も飲んでみたくなるけど、無い袖は振れない。
※初日の後半はちょっと元気がなかったんだけど、二日目の再スタートは元気いっぱい、初日に加えてこなれた感じがあってとてもうまかった。最高のブルゴーニュ赤ではないかもしれないけど、いいブルゴーニュなのは間違いなかった。ただ、現行の価格は行き過ぎていて、このワインよりも高いブルゴーニュ赤の価格はなお行き過ぎていると思う。他に買うべきワイン、あるんじゃないの?っていう。