北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0604】Le Cinciole Chianti Classico 2008

 
キャンティ クラシコ レ チンチオーレ 2008
 
 今日の夕食は、ツナとタマネギのサラダ、鶏ガラ野菜スープ、それと牛肉ハンバーグ。メインは牛肉料理なので、久しぶりにキアンティ・クラシコを選んでみることにした。
 
 色を見ると、赤黒くて不透明感のある赤ワイン色をしていて、いわゆるスミレ臭と甘い葡萄臭がぷーんと漂ってきて、それからコーヒーのような匂いが少しだけ混じっている感じ。
 
 口をつけてみると、やや酸っぱさが先立つけれどもほっこり&クリーミー&柔らかなキアンティらしい味わいが口の中に広がった。二口目になると、ザラメ砂糖のような甘いにおいが鼻をかすめたり、タンニンがガサガサとやってきたり。澄んだスミレ臭がつねにから鼻にかけて広がっていて、酸味もそれなりだけれど、口当たりは柔らかくて飲み心地は穏やか。変化はあまり感じられず、ちょっと平べったい印象。
 
 ※二日目になると、ああ、昨日のあれでもまだ飲み心地が穏やかじゃなかったんだというほど、呑みやすく親しみやすい味になった。酸味があるけれどもまろやかで甘みもあってタンニンも柔らかく、えらく明るい飲み心地。最近、ブルゴーニュを中心としたフランスワインばかり飲んでいて忘れかけていた感覚かもしれない。