北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2612】Domaine Rois Mages Bourgogne Plante Moraine 2018

 
ドメーヌ・ロワ・マージュ ブルゴーニュ・ブラン プラント・モレンヌ [2018]
 
このワインは、平格ブルゴーニュ白に相当するのだけど、聞くところによれば、ブルゴーニュのなかでもコート・シャロネーズ地域のひとつ・リュリー方面でつくられている平格ブルゴーニュ白なのだとか。世界のシャルドネを巡る旅のひとつとして、ご登場いただくことに。ちなみにヴィンテージは2018、ちょっと暑めな感じの年だ。
 
コルクをあけると、甘くてふんわりとしたシャルドネのうまそうなにおいがふわーんとやってきた。爽やかなんだけど、ある種のメロンパンみたいな、菓子パンめいた香りを伴っていてあたり一面にその香りが漂うほど。見た目は、うっすらと緑の入ったあまり濃くないレモン色だ。
 
口に運ぶと、予想通りというか、蜜の乗ったリンゴのような酸味がやって来る。酸はがさつではないけれどもあまり強くなく、すっきりとした後味だ。リンゴの旨味の間から、なんだかミルキーなニュアンスがよぎったりもする。乳酸がいるってことでしょうか? ミネラリーな感覚や酸の余韻の強さみたいなものでみせつけてくる品ではなく、気楽に楽しく飲ませてくれるシャルドネでつい、がぶがぶ飲んでしまった。
 
※翌日。南アフリカ産のシャルドネと対峙しても見劣りすることはない。あちらが重厚な雰囲気だからか、こちらのほうが華やいだ雰囲気とさえ感じられる。凝ったワインではないけれども、それだけに付き合いやすく、品も良かった。