北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0623】Chateau La Tarciere Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Les Dabinieres 2010

 
シャトー・ラ・タルシエール ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー レ・ダビニエール
 
 今日は久しぶりにロワールの白ワインで、これまた久しぶりのミュスカデ種。ロワールのミュスカデっていうと、イタリアワインでいうならトレッビアーノみたいな、テーブル白ワインっぽい印象がある。実際、こいつは1000円を切っていた。
 
 グラスに注いでみると、少し緑色がかった薄い薄い色。ほんの少し気泡が発生したような気がするけれど、すぐに消えて見えなくなった。匂いをかぐと、「安白ワインっぽい匂い」と言いたくなるような、ちょっとしけた匂い&花のような匂いが僅かにするぐらい。
 
 で、口をつけてみると、鮮烈で八朔を思わせるような甘酸っぱさがガーンと来て、目が覚めるよう。適度な苦さを伴っていて、後味にはあまり酸味や甘さは尾を引かない。少し飲み慣れてくると、ヒヤシンスみたいな球根植物を連想させる風味が強まってきた。そこからはペラペラな方向に少しずつなっていったけれど、シンプルでフレッシュな風味で、ざくざく飲めてしまうタイプだった。
 
 ※一日経ったら、かなり酸っぱくて痩せた、匂いの弱いワインになってしまった。一日で呑みきってしまったほうがいいみたい。