北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1143】Rupert & Rothschild Classique 2011

 
ルパート&ロートシルト・クラシック[2011]
 
 今日の夕食は、豚肉を使ったホワイトシチュー、チーズの盛り合わせみたいなもの、ヒレカツ。これに合わせるのは南アフリカ産のちょっと高い赤ワイン。高いといっても1800円ぐらいだったけど、南アフリカでこの価格なら少し高い部類とつい感じてしまうので。
 
 見た目は、暗くて少し不透明感を帯びたワインレッドで、カベルネ・メルロー系とおぼしき感じ。香りは、まず杉や檜の入浴剤を思わせるような爽やかな木の香りがやってきて、その後から控え目に果実の香りがやってくる。
 
 口に入れてみると、果実味のジューシーさが先行する感じ。タンニンもしっかりしていて酸味もがっしりしているけれども、あまり特徴的ではないというか、1000円ぐらいの新世界カベルネとか、南仏カベルネにもあるんじゃないですか、という雰囲気。おいしくないんですか、と言われたら「おいしいです」と答えてしまってよさげだけど、落ち着きが無い割には暗い飲み心地というか、鎮静力があるわけでも、享楽的なわけでもない感じはする。
 
 「クラシック」とあるけれど、あんまり堅苦しいワインではない、さりとて明るいワインというわけでもなく。果たして明日はどんな顔つきになっているやら。
 
 ※翌日。少し甘味が落ちて果実味全開な感じではなくなった。じゃあ落ち着いたシックな雰囲気になったかというと……。そうでもないかなぁ。