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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1370】ASDA Extra Special Barolo 2010

 
direct.asda.com
 
 このワインは、日本では西友系スーパーに売られているASDAエクストラスペシャルのバローロ以前にも2005年産と対峙したことがあって、そのときはまあまあの出来映えだった様子。
 
 グラスに注いでみると、色褪せたちょっとオレンジ色に近いような色合いをしている。香りは、最初はサクランボジャムのような、酸っぱさと甘さの中庸のような。そういうストレートな香りに、暫くするともやもやと雨の日の草むらのような風味が漂ってきて結構おいしそうな雰囲気になってきた。
 
 口に入れると、まず苦みとしっかりしたタンニンが第一印象。そこに、ほのかな甘みとバローロ系にしては鋭くない酸味がほんのり寄り添っている。これらはバランスと統合性に優れていて、クジャクの羽を広げるようなワインではないにせよ、デイリーワインとしては十分すぎるほど華やかで充実している。前回はパスタがバローロに負けていると感じていたようだけど、今回はパスタとよく付き合ってくれている(それとも、いい加減なワインの飲み食いに自分が慣れたせいか?)。肉系の食べ物と一緒にやると、ワインも肉も喜んでいるようで大変おいしい。「食い物あってのイタリアワイン」の面目躍如。
 
 もう少し呑み進めると、ネッビオーロ種らしい酸味やローソク風味が付け加わり、それなり面白い。メルローやカベルネでつくられたワインと違って、充実はしていても重さを感じさせるところはない。凄いバローロと言うには足りないものだらけかもしれないけれど、同価格帯の平格ネッビオーロよりは飲みやすく、親しみやすいワインかなとは思った。
 
 ※翌日、もっと酸っぱく、苦く、うわっと思った滑り出し。でも飲み進めるとトーンの高いネッビオーロ種らしい風味も。この価格帯にしては概ね善戦していた。