北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1067】Cavalierino Chianti 2010

 
キアンティ(カヴァリエリーノ)
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 今日の夕食は、メンチカツ、コッパ(イタリアハム)、お味噌汁ほか。ご飯とお味噌汁は早々に、残りの肉系をあてにキアンティを呑むことに。高級な「キアンティ・クラシコ」ではなく「ただのキアンティ」。平日用としては十分でしょう。
 
 まず、見た目。ある程度黒っぽくて透明感のある色で、オレンジ色や煉瓦色に近い色合いをしている。4年前のキアンティとして全く矛盾しない感じ。匂いはド直球な感じで、柔らかくて軟膏じみたイタリア赤ワインにありがちな匂いの奥から、鋭い酸味を予感させるツンとした果実臭がする。
 
 口に運ぶと、びっくりするほど酸っぱくて驚いた。とても口当たりが軽くて果実味も控えめだけど、そこに苦みがちょっと加わってひとつの体裁になっている。そんなワインでも、お汁粉のようなほっこりした風味を帯びているのは、キアンティの品種・サンジョベーゼの性質なのか。
 
 ※翌日のほうが酸味に刺々しさがなくなって、むしろ円やかになった。二日目のほうが呑みやすく美味い。意外!