北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1698】Cono Sur Reserva Especial Chardonnay 2016

 
コノスル エスペシアル シャルドネ
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 コノ・スルは安くてまずまずおいしいチリワインだけど、そのなかではシャルドネは苦手な部類。なので無印を買うのがちょっと怖い。なので、とりあえず一個格上のリゼルバクラスを久しぶりに飲んでみることにした。イタリアやフランスの安シャルドネとの比較が楽しみ。
 
 まず見た目。薄くて緑色がかった、すごく爽やかそうな色をしている。香りは、ほんのりトーストっぽくもあり、台所洗剤みたいな爽やかさもある。ただし蜂蜜っぽさはあまり来ない。ここだけみると、ヨーロッパの安シャルドネみたいな雰囲気。
 
 ところが口に入れるとメロンの皮&プリンスメロン&きゅうりといった、ウリ科の植物を思わせる風味と、ふくよかな中盤の膨らみ、若干弱い酸といった組み合わせ。ヨーロッパの寒冷な地方でつくられたシャルドネとはぜんぜん違って、南国、とりわけチリでつくられたシャルドネという感じがする。同じチリ産の「モンテス・アルファ シャルドネ」にびっくりするほど似ていて、この路線はチリなんだなという感じがある。これはもう、「チリ産のシャルドネ」という個別カテゴリーがあると認識したほうがいいんじゃないかというぐらい、一種独特の世界をつくっていて、微妙に(特に新世界産の)ソーヴィニオン・ブランにも似ている。まずくはないし、これが好きって人がいるのも想像できるけれども、自分の好みではないなぁとは思う。
 
 ※翌日もおんなじ感じ。あまり面白く無かった。