北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2191】Fantini Gran Cuvee Bianco (N.V.)

 
ファンティーニ スプマンテ グラン キュベ ビアンコ NV ファルネーゼ
 
このワインは、ファルネーゼが手掛けているブランド「ファンティーニ」が作っているスプマンテ。ところがこのスプマンテ、ボトルがスワロフスキーとのコラボだそうで、サイトによれば優れたシャンパンであるルイナールと同一なんだそうな。ルイナールはとてもおいしいシャンパンだったけど、値段が高くなってしまい最近はぜんぜん飲めていない。
 
それと、このワインは土着品種ココチオーラでできているとある。イタリアワインたるもの、土着品種は歓迎するっきゃないですね。この品種は聞いたこともないので、そういう点でも楽しみ。
 
まず見た目。まあまあレモン色のスプマンテで、泡の立ち上り具合はなかなか。香りは爽やかなライムやレモンに近いやつに、少し花畑っぽいフレーバーがついている感じ。口に運ぶと、オレンジとびわをミックスさせたような甘味だ。後味にびわみたいな(良い意味で)瑞々しく、果肉系果物っぽい後味が残るのがいい。この後味、人によっては桃とパパイヤの中間みたいに譬える人もいるかもしれない。桃ミックススパークリングワインの、ベリーニの後味に似ているところがあると言えるかも。酸味はそれほどきつくなく、この後味とミックスされて柔らかいアフターをかたちづくっている。なるほど、シャルドネで作られたスプマンテともプロセッコみたいな酸っぱい系とも違った、ちゃんと差別化されたスプマンテだ。結構上物。ちょっと変わり種の品が欲しい人にはおすすめ。