北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2294】Fantini "Calalenta" Pecorino (N.V.)

 
ファンティーニ ペコリーノ
 
このワインは、ファンティーニ(ファルネーゼ)が作っている独特の土着品種スパークリングワイン……と間違えて買ってしまった、ペコリーノで作られた白ワイン。ボトルも色もそっくりなので、間違えてしまったのだった。ペコリーノもイタリア土着品種だけど、そんなに得意って感じではない。さあ、どうなっちゃうんだろう。
 
まず色。イタリアの白ワインとしては割と標準的な、ほのかに黄色~僅かに緑色がかった薄い色をしている。香りは、黄桃と白桃を足したような、肉付きの良さそうな果実の香りががっしりと香ってくる。パパイヤまであるような。
 
口をつけると、あっさりほんのりの酸味と甘み。イメージとしては、はっさくのライトな甘酸っぱさにビワのような甘さが付け加わるような。味覚にかなり嗅覚が引っ張られているかもしれない。酸は後を引くものではなく、かなりあっさりとしている。肉付きの良さは、新世界のソーヴィニヨンブランに似ているけれども、あっちと違ってこれはあまり酸っぱさで押さず、全体的にほんのりとしている。それと肉付きの良さがこちらのほうが目立つ。