北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2192】サイゼリヤのグラスワイン赤 (N.V.)

 

 
今日はスケジュールの都合で一人外食。じゃあ、なじみの中華料理屋さんに行こうと思っていたら臨時休業していると判明して困ってしまった。そうだ、一人サイゼとかやりたいなと思い、サイゼへ。
 
で、サイゼリヤのグラスワイン(赤)。頼む機会があるようで無かった。グラスで注文すると、グラスになみなみと注がれた赤ワインがやって来る。店内の照明のせいではっきりしないけれど、色はやや青紫色かかっているかも。あんこみたいな色に見える気がすることもある。あまり香りの立ちそうにないグラスだけど、果実系というよりスミレ系の花みたいな、イタリア赤ワインにありがちな香りが鼻をよぎる。
 
口に運ぶと、口当たりのさっぱりした、目の覚めるような酸味だ! つめたくて気持ちいいぞ!つめたくて気持ちいいのに、スミレ系の香りが鼻を抜けていくのは立派、でもって口をすぼめたくなるような酸味! うめえ! 暑いなかを歩いてきたから、この冷たい赤ワインがなんともうまい。ミネストローネやフォカッチャや羊肉などともお行儀よく付き合ってくれる。羊肉のスパイスなんか気にしない気にしない。ざくざく飲める。でもって飲んでも飲んでもなくならない。うまくて、たっぷりあって、香りだってあるぞ。ハウスワインとしては上等じゃないか。
 
こういう口をすぼめたくなるような酸味のイタリアワインといえば、モンテプルチャーノ・ダブルッツォかなと思ってメニューをよく見ると、グラスワインのところに小さく「モンテプルチャーノ種」と書かれていて(ほぼ)正解。それにしても、マグナムボトルで1100円ということは、750mlで550円か。にもかかわらず、ワインに臭みがないのが立派すぎる(冷やした状態で出しているから、でもあろうけど)。安くて駄目なモンテプルチャーノ・ダブルッツォのなかには、野暮ったいにおいが混じっている品がときどきあるけど、こいつはノイズレスだ。そういうところも含めて、びっくりさせられた。