ロンコ・ブランキス コッリオ フリウラーノ [現行VT]
日中、久しぶりにちょっと暑いと感じたので、涼しそうな白ワインを。こいつはフリウリ地方の土着品種・フリウラーノの一本。フリウリの土着白ワインはハズレを引くことが少なく、なおかつブルゴーニュ・新世界系ともズレているような感じがして非常に愉しみ。
色は、普通の白ワインよりはちょっと黄色の濃いような色調で、グラスに注いだ端から強い木の匂いがする。鼻を近づけてクンクンやると、「樽」を連想させるような木材臭とメロン系の匂いが。
口をつけると、ミネラルをはっきり伴った、非常に潤いのある気持ちの良い味が。苦みが強すぎず、軽い甘み(どこか無花果を連想した)がやってきて、後味の段になると酸味がそれなりに効いていてダブダブしないで済む。ちょっとばかり生姜・花梨系っぽい刺激が混じっているようなのも良かった。
※翌日になると、全体的に軽くなり、洋梨のような甘い匂いと味が混じっているように感じられるようになった。これはこれでとてもおいしい。いいワインだと思う。
