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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1056】Domaine Vincent et Denis Berthaut Fixin 2009

 
[2012] フィクサン (フィサン)/ヴァンサン・エ・ドニ ベルトーFixin
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 たまにはブラインドで赤ワインを確かめる稽古をしてみようと思い、以下の三本の赤ワインのなかからサイコロを振って出てきた一本を内緒で開けて貰い、グラスに注いで貰って当ててみることにした。
 
 今回選ばれたのは、

 ・バローネ・コルナッキア モンテプルチャーノ・ダブルッツォ 2010
 (品種:モンテプルチャーノ・ダブルッツォ)
 ・カヴァリエリーノ キアンティ 2010
 (品種:サンジョベーゼ主体だと思う)
 ・ドメーヌベルトー フィサン 2009
 (品種:ピノ・ノワール
 
 の三本。ピノ・ノワールなら是非当てたいし、イタリア二種も特徴的なタイプなのでどうにかして当ててみたいところ。果たしてどうなるか?
 
 まず、色を確かめる。薄い!朱色に近いような、かなり淡い色合い。ほんの少しオレンジ色がかっていて透明感がある。モンテプルチャーノ・ダブルッツォはもっと青紫色をしていることが多いし、不透明なことも多いから違っていそう。ただし、「クラシコ」のつかないキアンティには透明感のあるオレンジ色っぽいやつがいるので、まだブルゴーニュ確定とはいかない。
  
 匂いを確かめてみると、チョコレートムースのような甘くて美味そうな匂い+柔らかくて野生っぽいベリーの香り。イタリアワイン、特にキアンティにありがちなスミレ系・軟膏系の香りは全く感じられず、これはブルゴーニュはフィサンで創られたワインじゃないか?
 
 口に入れてみると、新鮮で柔らかいベリーの味が炸裂、キューっとした酸味、軽いボディ。恐ろしく軽いワインながら、タンニンの存在感は意外としっかりしていて、ふさっとしている。舌触りはザラザラしておらず、そういう意味でもキアンティっぽくない。これは……フィサンだ!!
 
 ボトルを確かめてみると……あたり!フィサンでつくられた2009年産のワインなら、もうちょっと色が濃いかなと思いきや、こいつはブルゴーニュ南部の、軽いピノ・ノワールみたいな雰囲気だったので、結果として当てやすかったような。夕食はツナとトマトのパスタだったけれども、パスタに合わせると、キューッとした酸味としっかりとしたタンニンが印象的。空になったグラスに注ぎ直すと……!新鮮なイチゴでつくったミルフィーユもかくやと思うような、素晴らしく甘ったるい香りがしてクラクラしてくる。匂いだけなら、4000〜5000円ぐらいのコート・ド・ボーヌ系ワインに迫っているのでは。軽量級ながら素晴らしいフレーバーのピノ・ノワール、値段を考えれば実に頑張ったワインだった。このワインを扱っていたワインショップ フィッチさんの評価+2。同時期に購入した他のワインも楽しみ。
 
 ※翌日はもう少しなで肩で控え目な様子ながら、香りは品が良く、クリーミーですらあり、植物エキスが漂っている。ただ、やっぱり昨日に比べると酸味が勝ってきて、バランスが少し崩れたかも。