北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1185】Jermann "Vinnae" Ribolla Gialla 2013

 
【イエルマン】 ヴィナーエ [2013]
 
 しばらくワインを買わずに放置していたら呑むワインが無くなって、これを呑むか、アマローネを呑むか、カロン・セギュールを呑むか、とても難しい選択を迫られて、でも白ワインが呑みたかったのでまたもやリピート。このワイン、リピートするにはちょっとお値段がきつめだけど、アマローネやカロン・セギュール開けるよりはよほどマシ。
 
 色はちょっと照りのある白ワインの姿をしている。で、香りはもの凄く澄んだタイプで、ヒヤシンスとかそっち系の花を連想する香り〜スースーしたカリンや生姜に近いような香りも漂っている。蜜っぽさより、ちょっとハーブに近い果物の香りが強い。
 
 口をつけてみると、清々しさと潤い抜群、でもって、さっきのカリンや生姜に近いフレーバーと桃みたいな後味で極楽天国。適度に張りがあり、適度に酸味もあり、苦みもあまりうるさくない。いやー、初手からバランスばっちり。鉱質風味もかなりしっかりしていて、先日の2012年産に比べてかなりシャープなワインになっている。とはいってもバランスはとれていて蜜っぽさを忘れないし、後味にナッツを煎ったような風味がぼんやりと広がるさまが嬉しい。ボリュームのサイズも大きすぎず小さすぎず。呑み進めると、少し苦みが強調されたり、少し植物エキスが広がったりして面白い。このワインにしては酸っぱくて小柄な気がするけど、これはこれで決して悪く無いぞ、いつも期待に応えてくれる良いワイン。
 
 ※翌日も雰囲気はほとんど変わらず。爽やかで、呑んでいる最中に味のバリエーションを伴っているワインだ。イエルマン、さすがとしか言いようが無い。