北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1761】Poivert Jacques Champagne Brut (N.V.)

 
シャンパン ブリュット ポワルヴェール ジャック)(ポルヴェール ジャック)
 
 このワインは、楽天市場ヴェリタスでしばしば売られている、やけに安いシャンパーニュ。ここの安いワインは、しばしば独自の卸さんを経由して入ってきているっぽいラベルが張られていて、これもそのひとつ。楽天のワインショップにはしばしばありがちなことだけど、ここも安く仕入れるルートか何かがあるんだろう。
 
 まず見た目。シャンパーニュとしてはかなりオレンジ色がかった、「ピノ・ノワールピノ・ムニエがいっぱい入っていそう」な雰囲気。いわゆるシャンパンゴールドではないけれども、こういう作風のシャンパンはあるので、とりあえずいいと思う。泡立ちはしっかりしていて、細かな泡がどんどん立ち上ってくる。香りは、焼きリンゴ系の匂いが前景で、これも、オレンジ色がかったシャンパーニュとしてはありそう。
 
 口をつけると、やはり、リンゴ系の味わいがメイン。ちょっと焼きリンゴっぽくもあり、ちょっとグレープフルーツめいた苦みを帯びてもいる。苦みと柑橘っぽさが相まって、それと色のせいもあるかもだけど、ロゼシャンパンっぽさもあるかもしれない。あと、少しばかり金属っぽい感触を伴っていて、このあたりはカヴァにも似ている。
 
 色も含めて、世間で期待されるシャンパーニュのゴールドスタンダードからはちょっとズレた感じながら、激安タイプのシャンパーニュとしては、これはこれでアリなんじゃないかなぁ、という感じの一品だった。