北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2159】Philippe Fourrier Champagne Blanc de Noirs (N.V.)

 
フィリップ フーリエ シャンパーニュ ブランドノワール
 
このシャンパンは、ヴェリタスさんのシャンパン詰め合わせセットに入っていた、お手頃価格と思われる見知らぬシャンパン。とりあえず辛口であること、ブランドノワールとあってピノ系品種がたくさん入っていることだけが読み取れる。ちょっと歩いた日に抜栓。
 
まず見た目。すこしオレンジ色がかった、いかにもブラン・ド・ノワールらしい色合い。泡はたくさんごぼごぼと湧き上がってきて、水面は白い泡でいっぱいだ。香りは……はっきりしない。冷やし過ぎたのか、このワイン自体が弱いのか。
 
口に運ぶと、蜜のたっぷり入った時のリンゴみたいな甘さと酸っぱさが口のなかいっぱいに広がった。焼リンゴ系の風味が来るかなと思ったけど、それほど顕著ではない。それより、ロゼといったら語弊あるかもだけど、金柑系の柑橘風味がやってくる。口のなかに広がる苦みと相まって、もし柑橘にたとえるならこれは金柑だ。ロゼっぽい要素がある。果実味から察するに、結構糖分があるんじゃないかなとも思う。それと苦みも相まってか、シャンパンのなかでもどっしりとした飲みごたえがある。今日の夕食はスペイン風のおかず沢山だったけれど、相性は良かった(泡物は多くの食べ物にあうから、当然なのかもだけど)。