北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1799】Simon Bize Savigny-les-Beaune 1er Cru Aux Vergelesses Blanc 2005

サヴィニ・レ・ボーヌ オーヴェルジュレス 1er シモンビーズ 2005
※リンク先はヴィンテージが異なります

まず見た目は黄金色の白ワイン。平格のブルゴーニュ白のいろではないでしょう。香りはローソク主体でつん、としている。どういうつもりなのか。
 
 口に含むとミネラルがしっかり、でもって酸味はあるけれどもでしゃばるでもなく、甘味や果実味で押してくるわけでもなく。ブルゴーニュの他の白ワインたち、たとえばムルソーだとかピュリニだとかとは違うし、かといってマコンほど酸っぱくない、ミネラルがあるからといってシャブリの1級ほどミネラル責めというわけでもない、すごく不思議なバランス。また、樽熟成のはずなのにステンレスタンク熟成かと思うほどバニラが来ない。えらくさっぱりとしたところがある。
 
 それでも、飲み進めると蜂蜜やザラメの風味が混み上がってくるからすごい(温度が上がってきたから?)。わずかにメロン風味が出てきたのはあまり好まないけれども、これは暖め過ぎたせいかもしれない。これは面白いブルゴーニュ。サヴィニ・レ・ボーヌの面目躍如。