北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2083】Robert Mondavi Private Selection Aged in Bourbon Barrels Chardonnay 2018

 
ロバート モンダヴィ プライベート セレクション バーボン バレルエイジド シャルドネ 2018
 
このワインは、カリフォルニア大手、ロバートモンダヴィが作っている2000円ぐらいのシャルドネ。買ってから気づいたのだけど「バーボンの樽でねかせてつくったシャルドネ」とある。価格からいっても名前からいっても、これは大柄なワインでしょう。アルコール度数は14.5%。なんてワインだ。
 
色は、わりと濃さの普通な白ワイン。想像していたよりも黄色みが少な目になっている。香りを確かめると、猛烈な樽の香りと、むせかえるようなフルーツの香り。この樽の香り、よくよく考えるとウイスキーっぽさがあり、アルコールのせいか、むせかえる香りのせいか、せきこんでしまう。香りを確かめてこんなにせきこむワインはあんまりなかった気がする。
 
口をつけると、バターっぽさを伴った、強烈な果実味。高いシャルドネにありがちな、ローソク・大理石系の風味に近いものがよぎる気がする。が、それを圧するのが「コンポートかよと言いたくなるような果実」。例の、ウイスキーじみた香りも含めて、とにかく味覚・嗅覚のスカラー量が大きくて気圧されてしまいそうだ。ときどき、コンポート的な濃い果実味の隙間からリンゴの気配が漂うのはよくできていると思う。空腹のときに飲んだこともあってか、たちまち酔っぱらってきた。クラクラしそうなワインが欲しい時にはこういうのもいいかもしれない。パワフルなシャルドネだ。