北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2082】Domaine de Rochambeau Anjou Rouge 2018

 
【ドメーヌ ド ロシャンボー】 アンジュー ルージュ [2018]
 
このワインは、ロワール地方はアンジューでつくられているとされている赤ワイン。品種構成は主にカベルネフランで価格帯は千円台中盤。ということは、草むらみたいな香りのする軽い赤ワインなら上等かな、と見当をつけつつ抜栓。
  
まず、とにかく梅系、それもかなり爽やかなタイプの梅系の香りが鼻をよぎる。そこに、カベルネフランらしい若草的な香りがたっぷりときて期待通り。液面をみてみると、透明感はあるけれども黒々とした見た目。カベルネフランは黒々としていることも多いので、ここまで、期待通り。
 
口に運ぶと、穏やかな飲み心地と、ふかふかとしたタンニン。カベルネフランにいつも期待している深々とした&ゆったりとした果実味が口のなかいっぱいに広がって、当たりの時のパレオ・ロッソを小柄にしたような良い雰囲気。そして鼻腔を駆け抜けていく梅と若草の爽やかな香り。軽々としたワインで親しみやすく、滋養がある。お値打ちなワインじゃないかと思った。
 
※翌日は、滋養のある感じと、爽やかさが少し損なわれて、やせて草っぽいワインになり、雰囲気が少し悪くなった。安カベルネフランとしてそれほど悪いワインではないけれど、初日の雰囲気の良さを思うと早めに飲んでしまいたかった。