北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2403】Remy PannIer Bouquet d'Or Rose Sparkling Wine (N.V.)

 
レミー パニエ ブーケ ドール ロゼ スパークリングワイン
 
このロゼスパークリングは、フランス中部、ロワール地方でつくられた、赤ワイン品種によるロゼスパークリング。シャンパンは素晴らしいけれど、いつも買ってたらきりがないので、こういう廉価なスパークリングも選り好みせず飲んでみたいところだ。
 
まず色。これがうっすらとオレンジ色がかった桜色で、ほのかなロゼって感じだ。ロゼは濃くてもいいし、薄くてもいいし、ピンクでも朱色でもいいけど、ちょっとオレンジがかった桜色もいい。泡は、細かいものがふつふつと湧き上がってくる感じ。香りは、ほんのわずかに金柑みたいな甘い香りがよぎった。うんうん、冷え切っていることを思えばこれぐらいで十分。
 
 口をつけてみると、金柑っていうよりえらく甘くて苦みを伴ったスパークリングで驚いた。なんだこりゃ。甘味が強いせいでワインが重たいと感じる。うへー、軽やかなロゼスパークリングじゃないぞこれ。重たいからといって重厚なつくりでも漬物くさいわけでもないから、陳腐と感じる。確かに販売店の広告どおり、イチゴやラズベリーっぽいといえばそうかもしれない。でも糖度が高すぎるのかこのワインは飲み疲れやすい雰囲気を伴っていて結構大変だ。
 
※翌日に残りを飲むことにしてみた。すると、ワインにバターのようなコクが伴うようになって、少し酸味も出てきて、これが意外にうまい。微炭酸になっているけれども、今日のほうがうまいんじゃないか。このワインはカリニャン等、濃い赤ワイン系の品種からつくられていて、案外、その性質が二日目になって出てきたのかもしれない。速効性が期待されるスパークリングワインというジャンルにおいて、これはなんと評価したものだろう。もし、このワインをたまたま買った人がいたら、初日で無理に全部飲もうとせず、二日目以降の姿を楽しんでみると面白いかも?