北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2402】Paul Jaboulet Aine Viognier 2020

 
ヴィオニエ 2020 ポール ジャブレ エネ
 
このワインは、ポール・ジャブレ・エネという、ちょっと注目しているローヌの作り手。今回は、その最もベーシックなワイン、白のヴィオニエをやってみることにした。
 
まず色。麦わら色~ごくわずかに黄緑色かもしれない色をしている。香りは、くしゃみをした直後で一時的にわからなくなったけれども、ラムネにヒヤシンスの香りを足したようなすがすがしい香りが立っている。そう、ヒヤシンスはヴィオニエで連想しがちな香りだ。
 
口に運ぶと、そのヒヤシンスとも地続きの、植物エキスっぽい味がする。この味がもう少し雑だと、たぶん植物の茎みたいな連想を抱くやつだ。潤い豊かな飲み心地で涼しげな飲み心地でもあり、それでいてワインに膨らみがある。じゃ、酸味が弱いんじゃないかと思いきやそうでもない。ただ、酸味の出所が植物の茎に近いというか、わずかにえぐいといえばえぐいかもしれない。それと単調さがある。
 
※翌日は、植物エキスが弱まって飲みやすくなった。ボリュームの豊かさと涼しさはキープされている。すごいワインじゃないけど、付き合いやすい白ワインだった。