北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2579】Monsarrat Champagne Reserve Brut (N.V.)

 
モンサラ レゼルヴ ブリュット
 
今日の品は、良く知らないシャンパン。ワインの保存場所を動かしたり、本の位置を総入れ替えしたり肉体労働した後の風呂上りにいただくことになった。
 
まず抜栓時にイースト系の香りと柑橘系の香りがあたりに立ち込めた。うわーうまそう。 色合いはやや麦わら色系で、細かな泡がゆっくりと立ち上っていて美しい。このシャンパンはメレンゲの香りもかなり強い。これはうまそうだ。
 
口をつけると、夏みかんみたいな強い酸味、そして果実味。これは酸味が本当に強くて、上あごいっぱいに酸っぱさが残る。その酸っぱさに苦みが溶け合っていて、たとえばクレマンなどに比べるとシャンパンみ、重量感がある。金属感もあるなー。
 
大手メゾンのつくるシャンパンと比較すると、このきわだつ酸っぱさと苦さが面白いし、またピーキーだ。口当たりはゴワゴワとしていて、かなり粗いワインでもある。でもこんなシャンパンもあっていいんじゃない?とも思う。夏みかん系酸味が強いためか、疲労した今の自分にはすこぶる飲み心地が良い。ただし、なめらかなシャンパンを望む人はこれを買ってはいけないし、あまりシャンパンを飲みなれていない人にもおすすめはできない。