北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2692】Poggio le Volpi Aglianico Puglia IGP 2022

 
ポッジョ・レ・ヴォルピ アリアニコ プーリア 現行
 
このワインは、イタリア南部の濃いワインであるアリアニコ。ただし、アリアニコはカンパーニャ州でつくられるやつと、プーリア~バジリカータ州でつくられるやつには格の違いがあるっぽくて、こちらはプーリア産。このワインは昔は1000円ぐらいだったけれど、今は1600円ぐらいで推移している。
 
見た目。はじめは青々とした色合いだった気がするけどグラスに注いでしばらく置いておいたら中庸な色になった。透明度は低く、とても黒っぽい。香りは、梅干しみたいな果実の香りがむんむんと。うーん、どこにでもありそうな香りだけど、これブラインドだったら何って口走ってしまうだろうか。
 
まあ、飲んでみましょう。穏やかな甘い風味で、その基盤として梅ジャムみたいな濃縮した果実っぽさがある。この甘さと果実っぽさが、なにやら果実系リキュールを連想させるような割とするどい甘みを伴っている。(いわゆる辛口ワインとしては)濃い甘みだなー。こんな濃縮した果実っぽさのワイン、鑑別に挙がるのはなんだろう。ジンファンデルか。新世界の安シラーか。うまいかまずいかで言ったらうまい。そうだ、これってある種のハウスワインにありそうな雰囲気なんだ。えらそうな雰囲気を求めるのでない限り、十分いけているワインかと思います。
 
※翌日はもう少しライトな感じになって、これはこれで飲みやすい感じがある。