北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2709】Settecani Lambrusco Grasparossa di Castelvetro Amabile (N.V.)

 
カンティーナ セッテカーニ ランブルスコ セッコ NV
 
ランブルスコはいつも定番に頼ってばかりで、その定番もじりじり値上がりしているので久しぶりに知らないメーカーを選んでみた。ただし、品種はグラスパロッサ種を選び、これがいわば保険のつもり。
 
このボトルはやけに液面が低い状態で届いて、コルクを抜くときも勢いがなかった。そうしたことを反映してか、泡立ちもあんまりよくない。色合いは、ランブルスコとしての濃さは十分、飲むヨーグルトの香りがする。
 
口をつけると、甘口でありながら、くどさよりもヨーグルト的酸味の爽やかさが勝って、すぐれた飲み心地だ。そのヨーグルト的酸味の後ろに、キアンティみたいなスミレっぽいフレーバーもよぎる気がする。微炭酸なのだけど、そのおかげか、素性の良さのおかげか、のどごしがなめらかで、この価格帯のワインとしてはかなり丁寧だ。アマビーレ(甘中口)ランブルスコとして良い品です。