北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2708】Jermann "Vinnae" 2020

 
イエルマン ヴィナーエ 2022
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
このワインは、しばらく出番のなかったイタリア北東部・ヴェネチア・ジューリア州の作り手・イエルマンが手掛けるリボッラジャッラ主体の白ワイン。以前から美味いワインではあるのだけど、昨今、じりじりと値上がりしてしまっています。
 
まず色。薄い緑色を帯びたレモン色で、よくあるシャルドネっぽいワインたちに比べれば薄い。で、香りは、台所洗剤系のさわやかな香りに、ほどよいラムネの香り、それからナッツが来ますよ! たまりませんね。
 
口をつけてみると、まず、酸のしっかりしたフローラル感が来て期待どおり。少しラムネっぽさを帯びたしっかりとした酸が印象的で、このワイン、こんなに酸味あったっけ? と驚く。にもかかわらず、このワインにはナッツの気配が味の面にもあって、ときどきバターで炒めたナッツみたいな風味をみせることさえある。過去の記録をみても「酸味がある」と書かれているので、酸味については例年どおりなのかもしれない。フローラル感は非ーシャルドネ的で少しハーブっぽいかも。今日はこういうワインが飲みたかったのでドンピシャ。