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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1183】Domaine Michel Caillot Monthelie 2008

コート・ド・ボーヌ

 
ミシェル・カイヨ モンテリ
 
 2012年や2013年の平格ブルゴーニュよりも、ちょっと前の格上のブルゴーニュのほうが入手しやすいという逆転現象を感じる今日この頃。つい、これぐらいの価格の村名ワインを見つけると手が伸びてしまう。
 
 まず、色はとても薄い朱色+煉瓦色といったところ。イタリア産やオーストラリア産の、ちょっと色が濃いロゼとの境目の怪しいぐらい薄い色をしている。香りのほうは、少しくたびれたブルゴーニュワインっぽい、平べったくて鰹出汁めいた香りに、ちょっとチョコレートとベリーが混じっているような度合いになっている。これは今日中に飲んでしまったほうがいいのかな……でも一日で一本なんて呑めっこないし。
 
 で、口をつけてみると、円やかな果実味と鰹出汁が……と思いかけた時に、舌の真ん中を真っ直ぐに降りてくるキュートな酸がやってきた。このキュートな酸が味のメインで、酸っぱいは酸っぱいんだけど、あまり攻撃的な感じではなく、酸っぱいサクランボを連想させるような良い具合がする。2008年のコート・ド・ボーヌの雰囲気として全然矛盾しない。このキュートでこじんまりとした、新鮮な雰囲気、嫌いじゃあない。2008年モノのブルゴーニュ赤ワインを程良い値段で購入する機会はもうあまり無いだろうけれど、毛嫌いせず、良さそうな保存状態なら捕まえておこうかな、とふと思った。
 
 ※二日目。チョコレートのような香りが吹き飛んで、かなり素朴なワインになってしまった。ただ、キュートな酸味は健在で、一応楽しめるような感じだった。やっぱり初日に呑んじゃうワインだなー。でも、こんな酸っぱいワインをお客さんなんかと一緒に呑むのは勇気が要る。どう取り扱うのがベストなのか。