北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0127】Stocco Pinot Grigio Grave 2008

ストッコ(リンク先は各種)
 
 頭を使いすぎて疲れた日には、軽い白ワインと魚料理が恋しくなる。今日の夕食は秋刀魚を唐辛子とニンニクとオリーブオイルで和えたものと、ワタリガニの味噌汁、稲荷寿司。合わせるワインは 以前にフリウラーノを呑んだ作り手のピノグリージョ種のワイン。軽口で爽やかなテイストを期待しつつ開栓。
 
 グラスに注ぐと、本当に花畑っぽい、甘くて柔らかな、それでいてどこか青々しい香りがドッカーンと襲ってきた!この香り、スタートダッシュは強烈で、中盤、幾らか匂わなくなったけれども後半になって盛り返してきて良い感じだった。
 
 味のほうは、呑み始めは非常におとなしい舌触りで、つっかかってくるような感じは無い。軽口なんだけれども辛口で、酸味の強い、青々しさが印象的で、品の良い苦みのオマケ付き。どっしりゆったりの白ワインではないし、そんなにややこしい風味というわけでもないけれど、すっきりとしていてこれはこれで美味い。通常の白ワインの豊かさとは旨さのベクトルの向きが大分違っているけれども、今日の料理との相性も良好、ああ、ピノグリージョだなぁと満足なひとときが過ごせた。