北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2623】Claude Dugat Gevrey Chambertin 2008

 
クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン 2020
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
もうちょっとワインがあったらいいなーと思った時、目に留まったのはクロード・デュガのジュヴレ・シャンベルタン2008。2008って正直いい思い出ないんだけど、デュガだったらかえって酸味がきらきらしていてちょうど良いのでは?などと思ってお願いしてみることに。
 
色合いは、やっぱりブルゴーニュの赤にしてはかなり濃く、さっきのボルドーほどではないけど黒っぽい。香りは、いきなり飛び込んでくる格上コート・ド・ニュイのきびしい香りが来た! 雄々しさと香料とテナーで迫るジュヴレ・シャンベルターン! そこに甘納豆みたいな凄い香りも伴っていて、格の違いを見せつけるようだ。
 
口に運ぶと、初手では猛烈なタンニンが来たけれどもこれはすぐに馴染み、期待通り、涼やかな酸を伴った、それでいて屈強・雄大な赤ワインがそこにいる。とにかくスケールがでかくて、これで村名格? と驚いてしまう。また、こってりとした飲み心地はまるで飲む肉のようでもある。いや、すごいワインですね。2008でこれだから、2003とかだったら一体どうなっちゃってたんだろう。まあ大変なワインだ、これも恐ろしいワインですね。
 
ただ、こうして飲むうちに思うのは、自分はこういう雄々しい王のワインより、もっとなよなよっとしたワインが好きなのでした。でも、こういうワインも定期的に飲まなきゃわかんなくなっちゃうので、我が家からこの手のワインを完全になくすわけにもいかない。