北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0595】Ecosur Cabernet Sauvignon (N.V.)

 
エコスル カベルネソーヴィニヨン [500ML]
 
 酒屋で見かけて目を疑ったボトル。500mlのペットボトル入りのワインで価格は300円未満、そして名前が「エコスル」。有名チリワイン「コノスル」のバッタモンのような名前の安ワインを見つけて、どうして無視できましょうか。「Eco Sur」ではなく「Ecosur」と繋げた綴りもバッタモン臭さ満点で実にいい。料理用に180mlを分けたうえで、残りをいただいてみることにした。
 
 色は、少し青みがかっているかもしれない紫色で透明度はそれほど高くない感じ。匂いは少し粉っぽいホッコリしたタイプで、ちょっと甘そうな感じがする。口にしてみると、思ったよりも薄い。昨日のピノ・ノワールの残りと比べても薄く感じる。新世界カベルネといえども、旧世界ピノ・ノワールより薄いと感じることがあるのか!でも、それほどまずい飲み物というわけでもなく、甘酸っぱくてタンニンも苦みも一応備えたワインという感じがする。「重厚さ」や「複雑さ」という面では全然だし、愛嬌たっぷりというわけでもないけど、呑んで呑めないわけではないし、肉料理にもしっくりと馴染む。ただ、やっぱり飽きるのは早めで、二杯目には「ワンパターンだな」とか思い始めてきた。ちゃんとそれなりワインの体裁はあるけれども、ジャンルの壁を気にしないならチューハイやビールのほうが幸せになれるかも。