ブルーノ・ジャコーザ バローロ レ・ロッケ・デル・ファレット・ディ・セッラルンガ・ダルバ
近くのデパートに行ってみたら「高級イタリアワイン試飲一杯1000円」フェアをやっていて、迷ったけれども「自分じゃお金を払って買いそうになさそうな高級ワイン」が並んでいたのでやってみることにした。最初に対峙してみたのは、有名メーカーのバローロ。
いざ試飲!まず色を見ると、意外なほど赤茶色がかっていて、予想していたより薄め。透明度はあまり無いような気がする。匂いをかいでみるも、あんまりはっきり匂わない。これはどういう事だろう……。
口に入れてみると、タンニンがしっかり&しっとりしていて、酸味はそんなに険しくない。試飲モードだからかもしれないけれど、どうも匂いがはっきり分からない。呑むには早すぎるの?それとも試飲だから?ビターな味とコクの厚みは感じられるし、ちょっと梅っぽいけれども、なんだかえらく大人しい。果実味も不明瞭で、これではわざわざ買いたくなくなっちゃう。もちろん一杯飲んだだけではYesともNoとも言えるわけがなく、「買ってボトルとにらめっこしてみないと分からない」んだろうけれど、試飲環境でうんともすんとも言ってくれないと足が遠のいてしまうところ。これを買って10年寝かせる勇気と根気が自分にあるかどうか。