北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1911】Gran Maestro Puglia Bianco Appassimento 2018

 
グラン マエストロ ビアンコ 2018


 このワインはイタリアはプーリア州でつくられている白ワインなんだけど、なんと「アパッシメント」という表記がある。アパッシメントはヴェネト州の根性入った赤ワイン「レチョート」や「アマローネ」を作る際の、果汁を濃縮させる製法。そんなので作った白ワインは知らないので挑戦してみることにした。
  
 まず見た目。ちょっと緑色がかった白ワインの色で、こちらは特徴的でもない。ただ、香りがヤバい。メロンの皮みたいな匂いがするんだけど、それが今までの白ワインたちのメロン系とは次元が違う濃さというか、皮エキス濃縮といった感じがしてすんごい植物オーガニックっぽい。伴って、すごい精気がこみあげてきて、ここに関しては格上の白ワインに伍するものがある。
 
 口をつけると、じわじわとこみあげてくる苦みというか、ここも白ワインのエキスをアンプしたような。苦みやえぐみもパワーアップ! 香りも含めてやけに大柄な白ワインで、アルコールもぷんぷん。繊細なあやは期待しないほうがよさそう。
 
 ※二日目も強烈でくどいワイン。これはそういう品と割り切って飲むしか。