北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1914】Chateau du Peuil 2015

 
[2015] シャトー デュ プイユ
 
 このワインは、上記リンク先よりもかなり安い値段で購入したボルドー。つまり、安ボルドーってカテゴリーなわけで、それほど優れていなくていいから、心和むようなワインであって欲しい。
 
 まず見た目。透明度は一応保たれてはいるけれどもかなり暗くて黒っぽい。青紫にも赤紫にもよらない、ちょうど紫色なワインだ。香りは、ピーマンと杉の木と甘納豆といった構成で安ボルドーとしては上出来な部類。
 
 口をつけると、ほんのりと甘みがあって酸味もそこそこ、でもって舌触りのミルキーなワイン。上顎にタンニンがバサバサっと感じられるから苦手な人は苦手かもだけど、タンニンさえ気にならないなら穏やかな飲み心地。安ボルドーの美徳として、クドくないのがとてもいい。もちろん夕食にもよく合う。この値段でこういう品をひいてくると嬉しくなってしまう。
 
 ※二日目。鉛筆・煙突っぽい香りがさらに強まり、カベルネだー!という感じ。飲み心地はトマトや鉄のようなニュアンスが強まって雄々しくなってきた。そういった点も含め、安ボルドーとしていいんじゃないでしょうか。