北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1913】Leflaive Macon Verze 2012

 
ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ 2015
 ※リンク先はヴィンテージが異なります。
 
 フランスのシャルドネづくりの雄のひとつルフレーヴがつくっている、マコン地域の品。マコンという地域にしては高価だけど、高いだけのことはあるワインであり、流通も良く割と出会うことがよくある。今回は外のお店で唐突にこれが出てきてちょっとびっくりしてしまった。ちなみに直近ではこのときに2009年産と出くわしている
 
 まず見た目。ちょっとグリーンが入っているかもしれない黄色~黄金色。ちょっとグリーンっぽいあたり、マコン地域としてはあってもおかしくないけれどもそういう感じだったっけか。香りは、初手ではメロンっぽい香りがふんわり。メロンの香りは、シャルドネのなかでは南方系のものにありがちで、この地域のシャルドネにしては南っぽいかなぁなどと思ったりした。が、良い香りではある。
 
 味を確かめてみると、さっぱりとした植物系フレーバー主体の口当たり。そこにメロンの香りが差し込んでくる。酸味はちょっと弱いかな?しばらく飲み進めると、ほんの少し、昔の都会の水道水みたいな嫌な香りがよぎったような気がした。このボトル、ちょっとダメージを受けているのかもしれない。酸味が弱くてやたらメロンが強いのはそのせいか。まああとグラスの問題もあったのかもしれない。この日に用いられたグラスはそこそこちゃんと大きなグラスだったけれども、形態はボルドー向きのもので、蜂蜜フレーバーを感じるにはあまり向いていない形だった。だいたいこのワインはブルゴーニュ系グラスで対峙しているから、いつもと勝手が違ったのかもしれない。このクラス・このメーカーのシャルドネでも無条件に花丸というわけにはいかないあたり、やはりワインはめんどくさい飲み物ではある。