北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2050】Mar Andes Cavernet Sauvignon 2018

 
マール アンデス カベルネソーヴィニヨン 2018
 
このワインは、いつだれがどこで買ってきたのかわからないけれども自宅の床下にあったワイン。産地はチリ、品種はカベルネソーヴィニヨンとある。
 
まずグラスにそそぐと、かなりやや青紫色がかったワインレッド。昭和時代に自宅にあった、梅干しの入ったツボのなかってこんな色だった記憶がある。不透明で、やや青紫色がかった感じがする。香りは……なんと、殺虫剤のにおいがする。杉とか梅とかカベルネらしい表現はいろいろあるけど、こいつはなぜか殺虫剤を連想する。正直、びっくりした。あまり良い香りではない。
 
口に運ぶと、カベルネにしては果実味が強い、チリらしい仕立て。ボルドーの安赤ワインに比べると、糖度の高い、プラムらしさのしっかりした風味がぐっとくる。でも、苦みがこのワインにはしっかりあるのである程度は糖度に耐えられる感じはある。飲みなれると、殺虫剤の風味がプラムや杉に翻訳できるかもだけど、やっぱり殺虫剤の第一印象を消すには至らず、ううむと考え込んでしまう感はあった。
 
※二日目は殺虫剤っぽさが薄れてまあまあ普通に飲めるようになった。が、なんだかふつーのワインというか,印象が薄かった。