北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2207】Domaine des Accoles Le Cab des Acolytes 2017

 
ル カブ デ ザコリット[2018]ドメーヌ デ ザコル
  
このワインは、ローヌでコスパの良いワインを作っているザコルの品。だけどカベルネソーヴィニヨン主体のワインだったりする。 
 
見た目は、めっちゃ濃い赤ワイン色で、不透明感がかなり強い。ワイングラスの辺縁はやや青紫色がかっていて、若々しい印象がある。香りは、ブルゴーニュグラスを使っているせいかもだけど、梅系線香の香りと濃厚ジャムな香りが中心、あまり煙突・埃系の香りや杉系の香りは漂ってこない。
 
口に運んでも印象は変わらず、情熱的な果実味で押してくるような。とはいえ、ローヌ系品種のグルナッシュ、シラーなどとは異なったさっぱりと後味にはカベルネ感があると言えそうだ。それでも、飲み進めると果実味に森の下草のような風味がこもってオーガニック然としてきた。これはうまい。それでいて鎮静作用がある。いいカベルネじゃないか。落ち着くだけでなく、安ボルドーとはまた違った、なんらかの差別化ができていると感じた。
 
※翌日は、鎮静作用が薄まって普通の南の赤ワインといった趣になった。初日のほうが面白い飲み心地だった。