北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2137】マンズワイン株式会社 "Solaris" 信州 カベルネ・ソーヴィニヨン 2015

 
マンズワイン ソラリス 千曲川 カベルネ・ソーヴィニヨン 2017
※リンク先は「千曲川 カベルネ・ソーヴィニヨン」です。またヴィンテージが異なります
 
このワインは、山梨県マンズワインが手掛けている信州産の赤ワイン。このソラリスというワインはワインログを書き始める前からずっと飲んでいない。実質、今回が初めて飲むようなもの。今飲むとどんな感じなのだろう。
 
まず見た目。かなり不透明な、黒々とした液体。グラスのへりまで真っ黒で、熟成している感じはまったくしない。若飲みもいいところだ。抜栓した段階で、ふんわりとチョコバニラ系の、樽由来らしき香りが辺りに漂った。グラスに鼻をつけて確認すると、香りに蜂蜜のような甘い香りとプラム系のつんとした香りも伴っている。総じて、フレンドリーな感じだ。
 
口をつけると、香りに比べて落ち着きのある果実味。甘さでゴリゴリ押すのでなく、飲み口が落ち着いている。タンニンはあるけれども鬱陶しい感じではない。香りは良いし、けっして果実味が弱いわけでも酸が乏しいわけでもないのだけど、うまい具合に品の良いところでまとまっている。果実味のしっかりした年のボルドーの、ちょっと良いクラスのワインを若飲みしたような心地よさとでもいうか。木材と炭火が混じったような、暖炉のような香りがするのもいい。
 
※しばらく風邪でワインが飲めず、4日後に少しだけ残り物をわけていただいた。酸が少し立っているけれども飲み心地は大きくは変わらず。むしろ雄々しくなったとさえいえる。ちゃんと飲みきれなかったけれども良いワインだったみたいだ。