北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2195】Cono Sur Sparkling Brut (N.V.)

 
コノ・スル スパークリング ブリュット
 
まず見た目。先日のグラハムベックに比べると薄い感じだ。でもって泡はすごくたっぷり、ゴワゴワと立ち上っている。香りはさわやかリンゴ系。青りんごと言っても間違いじゃないかもしれない。
 
口に運ぶと、これまた青りんご系、柑橘にたとえるなら皮が青色のみかんぐらいの酸っぱさがある。苦みは中庸で金属感はそれほど強くなく、漬物っぽさも乏しいので爽やか系スパークリングワインという風情がある。とはいえ、それはグラハムベックと比較しての話で、イタリア産の軽々としたスプマンテなどに比べればまだ腰回りがしっかりしている。さすがコノ・スルというより、実はコノ・スルのワインのなかでも隠れた名作なのがこいつじゃないかと毎回思う。以前、温泉のウェルカムドリンクでこいつが出てきたことがあったけど、暑い日にさんざん歩き回った後に飲むこいつは格別だ。夏はやっぱりスパークリング。