北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2293】Querciabella Chianti Classico 2015

 
クエルチャベッラ キアンティクラシコ
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
今日は肉料理メインの日なので、これに合わせるべく、キアンティクラシコを用意した。これは、キアンティクラシコの作り手としてはまあまあ有名なクエルチャベッラの作る正規のキアンティクラシコ、2015にして、少しだけ温度変化のある保冷環境に置きっぱなしだった品。この「少しだけ温度変化のある保冷環境」のワインへの影響を見定めるために3年間そこで放置されてきたボトルだ。
 
ボルドーグラスに注いでみると、赤黒く、やや茶色がかった濃い色合い。キアンティ系としてこういうのはあるでしょう。香りは、スミレのような例のサンジョベーゼ香に加えて、ニスのような揮発臭があり、もしかして加齢しちゃっているかもしれないが、甘くてザラメっぽくもあり良い香りだ。
 
口に運んでみると、ぐっと濃厚なエキスを飲むかのよう。ぜんぜんダメになっていないぞ! ざらつきを僅かに伴いつつも、口当たり良好で雄々しく少し迫力のある飲み心地が迫ってくる。肉料理と合わせて不満などあるわけもなく。その後も、ザラメっぽい甘さやスミレと雄々しさがありつつも、終始暖かみのある試合運びで良かった。
 
※翌日。ヴァイオレットー!!例のスミレみたいな香りにトーンの高さが伴って、これぞ、サンジョベーゼ流、キアンティクラシコ流の立派な赤ワインという体裁になってきた。今日も牛肉とやっているのだけど、ただお供をするだけでなく、トーンの高さで一緒に上昇していくかのようだ。旨いぞ! めちゃ高いワインってわけでもないので、同クラスのキアンティクラシコは「少しだけ温度変化のある保冷環境」に買いだめることにしようかと思った。