北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2122】Fattoria di Basciano Chianti Rufina 2017

 
キアンティ ルフィナ 2017 ファットリア・ディ・バッシャーノ
 
今日の夕食はミートドリアを中心としたもの。だとしたら、ワインは少し濃い赤ワインがよろしいはずだけど、気分として今日はキアンティ系のものを飲んでみたくなったのでこれをチョイス。ものはキアンティ・ルフィーナ、知らないメーカーのもの。とりあえずキアンティ-サンジョベーゼ系のワインであってくれたらいいなと思いつつ。
 
まず抜栓。おっと、このコルクはちょっと脆くてゆるいぞ? トラブルが起こりそうだったけど何とか慎重に抜栓してことなきを得た。ワインは赤黒く、透明感はあってもかなり暗い。光にかざすと暗いガーネット色に輝いている。香りは、キアンティ系らしいスミレ-軟膏系の、「例のキアンティ系の香り」がしっかりとする。定番、とはいえかぐわしい。
 
口に運ぶと、新鮮な果実味がゆったりと来て、そこにスミレー軟膏系のいわゆるキアンティフレーバーがどっと乗っかってきた。口のなかで炸裂するサンジョベーゼ!口に入れた瞬間のはじけるような果実味と、その一瞬後に来るスミレー軟膏系の風味、それから後味を構成する少しニスっぽい感覚があわさって、とってもキアンティ系らしい。そして旨い。もっと高価なキアンティクラシコと比較すると、こいつは入り口からとっつきやすく、やや単純かもだけど手堅さがあり、欲しい要素はちゃんとそろっている。
 
※二日目も、スミレっぽさが高く香って、それでいて飲みやすくていいワインだった。値段も格も高いキアンティ・クラシコの互換アイテムとして、やっぱりキアンティ・ルフィーナは意識をしておきたい。