北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2306】Colpasso Pinot Grigio Terre Siciliane 2019

 
コルパッソ ピノ・グリージョ 2019
 
このワインは、シチリアでつくられたピノ・グリージョ。ピノ・グリージョはイメージ的にもっと北の地方の白ワインって印象があるけど、カリフォルニアなどでも上手くできているのでシチリアでうまくできない道理もない、気がする。そこで今日は簡単な夕食のお供としてやってみることにした。
 
まず見た目。だいたい透明で、うっすらと麦わら色がかった白ワインだ。香りは台所洗剤に少し葱のニュアンスが混じったような楽しみなもの。こういう植物系の香りがちょっとオイリーな雰囲気を伴いながら今回はにおってくる。
 
口に運ぶと、そうした植物系の香りがそのまま味に具現化したような、爽やかいっぱいな味が炸裂する。酸味は軽く、ややボリューミーなワインではあるけれども、冷やしてのむぶんに問題ないし、冷やして飲めってことでしょう。それにしても、葱の強いワインだ。このワインがもう少し悪くなると、たぶん玉ねぎっぽくなって、白ワインとしてはなんだかえぐい変なものになっちゃうのだろうけれども、ありがたいことに葱に留まってくれている。おいしくいただけました。
 
※二日目。葱っぽさが弱くなり、ちょっとつまらない感じになってしまった。あとチープで酒臭い。このワインは初日にいただいてしまうのが吉なのかもだし、品種や価格帯からいってもそう予想しておかしいとも思えない。逆に言えば、弱点を初日はきれいに抑えていたわけだ。価格帯を考えれば、これは優秀なことだと思う。このメーカーのワインは他にもいろいろあるので調査してみたい。