北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2344】Emilio Bulfon Scialin 2018

 
エミリオ・ブルフォン シャリン 2020
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
このワインは、以前、落ち着いた飲み心地で良いと思った、イタリア土着品種シャリンで作られたワイン。久々の登板、果たして低重心な飲み口は健在だろうか。
 
まず色。ちょっとオレンジ色がかっていて少しびっくり。あれっこんなワインだったっけ。香りは結構葱っぽい。華やかさよりも植物エキスが充満している。
 
口に運ぶと、しっとりとした飲み心地で塩分が感じられる。葱や球根っぽい香りが強く、くせがある。酸味はほどほどで、ワインのボディは結構太め、だけど安いピノ・グリにありがちなスカスカ感には遠い。これは塩分が感じられるほどのミネラルのおかげじゃないだろうか。そうこうするうちに、なんだかニンニクやニラを思わせる、パワフルな香りが宿ってきた。ニラ焼きっぽいかもしれない。前回は落ち着いた飲み口だけど、今回は落ち着きよりも香りの強さが印象的だった。
 
※二日目になると、この手のワインの常として香りの強さがちょっと落ち着いて普通の白ワインに近づいてしまった。まずいってわけじゃないけど、これは初日のほうが興味をそそった。